2010年度 IC科 卒業制作 表示
- 土田花奈(つちだかな)
「あこがれ」油彩
サイズの異なる平面数点のインスタレーション
彼女の作品は、日々の暮らしの中の様々な事象とその時々の精神の衝突から編み出されたイメージで構成される。今見ている風景の中に過去の時間、現在の時間、他者の記憶、そして自分の記憶...、空間と時間は等価に扱われ、並列で構成される。青年期の葛藤や不安、認証の欲望などが混在した瑞々しい作品である。
- 尹 相淑(ユン・サンスク)
ビデオインスタレーション
写真とビデオによるインスタレーション作品。彼女の母国は韓国。ソウル、パリ、東京とたえず自らを異邦人に位置づけ、今いる場所との落差から表出する表現を模索している。モチーフとしている「角(つの)」は、怒り、不安、攻撃などの感情の象徴だと言う。しかし、それは少しも攻撃的ではなく、柔らかく、ユーモラスであり、エレガントだ。床に置かれたアクリルに圧着した写真、図像はツノをかぶった(かぶせられた?)人物。双方向からプロジェクションされた映像が中央に垂れ下がった白いシーツに映り込み、オーバーラップする。彼女自身の周囲との関係の持ち方の具現化が作品にとなった。