阿佐ヶ谷美術専門学校

美術とデザインの三年制美術学校(東京都杉並)様々なカリキュラムで美術とデザインを学びます。デザイナー、クリエーター、イラストレーター、アーティスト、作家など様々な分野へのアプローチをサポートします。このサイトはRSS配信を行っております。

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卒業生の現場:小泉 正樹さん 表示

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グッドデザインエキスポ08ノミネート!
社会人からプロダクトデザイナーへ


こいずみ まさき  Koizumi masaki
2007年3月 阿佐ヶ谷美術専門学校スペースデザイン科 卒業
2007年7月 デザイン会社 退社
2007年10月 山陽プレス工業株式会社 入社

写真はグッドデザインエキスポ2008の展示会場風景と小泉さんがデザインした名刺入れ「カードケースFLEX」です。

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現在所属している山陽プレス工業株式会社の事業内容を教えて下さい。
製造業、小物メーカーを主にしています。私の所属する部署は4名で、開発営業部SUNS開発課で、主にステーショナリーのプロダクトデザインを担当しています。商品企画からデザイン、試作検討、設計、製造、販売、営業までモノの製造工程に一貫して携わっています。更に、商品に付随するパッケージやPOP、パンフレット、カタログといったグラフィックデザイン、そして自社のECサイトのWEBデザインも手がけています。最近は展示会のブースのインテリアデザインなども担当しました。その他、既存商品の販売企画の立案、OEMの営業、雑誌社・小売店への営業意匠登録、商標登録等の法律業務等、デザイン以外も幅広く携わります。
現在のだいたいの一日の流れを教えて下さい。
時期によって仕事内容はかなり違いますが、最近の仕事は・・・
7:30 出社(メールチェック、掃除、その日の予定などのチェック)
7:50 朝礼
8:00 WEB作業(楽天ショップのHPの更新、メールマガジンの発行、メール返信)
10:00 電話で打ち合わせ(自社工場、外注先と新商品量産の打ち合わせ、見積もり、図面修正)
12:00 昼休み(社内の食堂でお弁当)
12:50 外注先で打ち合わせ
16:00 帰社後、パッケージのデザイン作業
19:00 帰宅

休日は喫茶店とかでアイデア出しを行います。後は、平日で終わらなかった仕事をしたり、月曜の定例ミーティング用に、日曜の夜はプレゼン資料をまとめたりします。
最初の会社を転職した理由は何ですか。また、現在の会社はどうやってみつけましたか。
事務所の雰囲気を好きになれなかったことです。デザイン作業をあまり楽しめませんでしたね。会社を見つけるまでは、とにかくひたすらネットで検索です!色々な検索キーワードで探していたら、偶然今の会社を見つけました。応募自体は終わっていたのですが、過去の採用のページがまだ残っていて、そこから電話して面接に漕ぎ着けた感じですね。
転職してみて、困った事や辛かった事はありましたか。また逆に良かった事を教えて下さい。
困った事や辛かった事は特にはないです。良かったことは、給料が上がったこと(笑)また、デザインだけではなく、企画から販売まで自分が担当するので、モノの製造工程を一通り携われ、とてもやりがいがあります。しかも、プロダクトデザイン以外にも平面や空間、WEB等のデザインにも携われるので、 毎日新鮮です。更に、中小企業のデザイン部は風通しが良いので、"一日中デザインスケッチの日"を作りたい!と提案したら、見事に提案が通り、今ではたまにデザインスケッチを描きまくる日があります(笑)
入社前にやりたいと思っていた仕事はどんな事でしたか。またそれが現在出来ていますか。
とにかくプロダクトデザインの仕事がしたかった。日によっては、デザイン作業以外の雑務もありますが、全体的に自分の仕事の組み立ては、ある程度自由に任されているので、本当にやりがいがありますね。
アサビ時代で学んでおいて良かった点はありますか。
色々なデザイン関係の雑誌を読みあさって、デザイナーやデザインしたモノを見ていたことです。仕事でデザインの話をするときに、あまり何も知らないと、会話にならないですからね(笑)イラレ、フォトショなどのパソコンツールも今では役に立っています。
また、アサビ時代で学んでおけば良かった点
プロダクトデザインの業界でよく使われる3DCADを学んでおけば良かったです。 就職活動でもかなり重宝されると思います。あと、個人的にはモノの製造方法を簡単に学んでおくと良いですね。自分は全く知らなかったので、デザインのときに苦労しています。
入社して「え、こんな事も自分がしなくちゃなの?」と思った事はありましたか。
商品の組み付けや、梱包作業を自分でやったときは、呆然としましたね!あと、営業活動や、製造会社を自分で探さなきゃいけないところも驚きました。
今後会社で、どんな作品を作っていきたいと思っていますか。
色んな文具製品を作っていけたらと思います。いずれは、家電製品などもデザインできたらいいですね。
これからの業界の動向や、現在この業界に所属している人ならではの情報などを教えて下さい。
最近展示会などで、様々なお客様と話す機会が多かったのですが、そこでよく耳にすることは、安価な中国産のモノよりも、ある程度高くてもいいから良いモノが欲しいという声が増えてきたことです。今後は商品開発において、デザインも機能も手を抜けないですね。
この業界を目指す後輩にメッセージや、求められる人材についてのアドバイスがあればぜひ教えて下さい。
まずは、就職活動でなかなか結果が出なくても諦めないことです。この業界は入り込むのが本当に大変な世界だと思います。プロダクトデザインの求人をしている会社は特に少ないのですが、自分はとにかく探しまくって40社以上受けました。卒業後も決まらず、"数打てば当たる"と信じて受けまくっていました。それでも駄目なら、デザインの仕事は諦めるくらいの覚悟を持って就職活動をしていました。でも、入り込めばこっちのもので、転職は比較的に多い業界だと思います。
それと、自分で時間を区切って、時間内に結果を出す訓練をしておいた方がいいかもしれません。よくプレゼンギリギリまで模型を作ったりプレゼンボードを作ったりしていましたが、 仕事でもギリギリだと、非常にマズイことになってしまいますので。

小泉さん貴重なお話ありがとうございました。






 

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