美術とデザインの三年制美術学校(東京都杉並)様々なカリキュラムで美術とデザインを学びます。デザイナー、クリエーター、イラストレーター、アーティスト、作家など様々な分野へのアプローチをサポートします。このサイトはRSS配信を行っております。
韓国・ソウルで9月10-16日に開催された映画祭、『EX-IS』はワールドワイドの先端的な映像作品を集め上映する、注目すべき映画祭です。今年で第6回を迎え、国際的評価も上がり、年々映画祭規模も大きくなり、私もほぼ毎年参加している映画祭となっています。
今年は特別プログラムとして『アジア・フォーラム』と題し、アジア諸国の映像制作状況や作家の動向を伝える機会が設けられ、インド、タイ、シンガポール、マレーシア、香港、中国、台湾、カナダ、日本、そしてホスト国の韓国の映像キュレイターや映画祭ディレクター、映像作家が参加しました。私は今回、日本の状況をレポートする為にこの映画祭に招待されて参加する事になったのです。
フォーラムはテーマ別に2回開催され、参加者は各国のアートシーン、映像制作状況やメディア・アート史を報告しました。私も日本独特の状況やその問題点を詳らかにする事ができ、日本のアートシーンの別な一面を伝えられたと思っています。
また翌日は私の作品を含む、日本の最新実験映画が上映され、そこでも「日本の実験映画とその周辺ー80年代から今日までー」と題したレクチャーを行い、日本のインデペンデント映画・実験映像の状況を解説しました。特に「実験映画(Experimental Film)」という言葉の定義が、日本と他の国で大きく異なる事を私自身再発見できた事は有意義でした。
今回は実に様々な国の作家やディレクターと知り合う事のできた機会となりました。互いに作品(DVD)を交換したり、次の作品のプロジェクトについて意見交換できたのは、国際映画祭ならではの醍醐味です。帰国した今、この映画祭で知り合う事ができた幾人かの作家と早速メールで連絡を取り合う事ができました。作品を通してひとの輪が広がるのを実感できた映画祭でした。
時空デザイン科・科長 末岡一郎
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