美術とデザインの三年制美術学校(東京都杉並)様々なカリキュラムで美術とデザインを学びます。デザイナー、クリエーター、イラストレーター、アーティスト、作家など様々な分野へのアプローチをサポートします。このサイトはRSS配信を行っております。
5月12日(木)の夕方、視覚デザイン科グラフィックデザインの特別講義が行われました。
講師は2005年度視覚デザイン科卒業生の松本隆応さん(現在、株式会社アーツにデザイナー
として勤務)。松本さんは3月11日の東関東大震災後、日本各地で日用品の買い占め現象が
広がる中、デザインで何か社会的なメッセージを発信できないかと考え、Twitter上にあった
発言をヒントにして「みんなで分け合えば、できること」。というキャッチコピーと誰にで
も分かりやすいビジュアルのポスターをデザインし配信しました。
その作品はWeb上だけではなく、新聞・雑誌・TVで取り上げられ、街のあちこちの店舗にも掲示されました。松本さんのメッセージがデザインをとおして共感の輪を広げたのです。
特別講義では松本さんが常に考える3つのキーワードを軸に今回の「みんなで分け合えば、できること」のポスターの展開過程やこれからのソーシャルデザインの展望を、画像を効果的に使い講演していただきました。
後半は今回の進行役でもある富田由利子先生(グラフィックデザイン講師)との対話形式で、今回のポスターのピクトグラムを用いたデザイン表現やインパクトのある色彩について話されました。
視覚デザイン科の学生を中心に基礎学年(1年生)や他科の学生も集まり、熱心に聞き入って
いました。学生たちにとって、今後ますます重要性を増していくソーシャルデザインについて
考えるよい機会となったと思います
視覚デザイン科 科長 加藤聡一郎