美術とデザインの三年制美術学校(東京都杉並)様々なカリキュラムで美術とデザインを学びます。デザイナー、クリエーター、イラストレーター、アーティスト、作家など様々な分野へのアプローチをサポートします。このサイトはRSS配信を行っております。
10月25日〜31日に開催された、中欧最大のドキュメンタリー映画際、「イフラヴァ(Jihlava)国際ドキュメンタリー映画際」に回顧上映作家・映画祭審査員として招待されました。この映画祭はドキュメンタリー作品のみならず、実に様々なジャンルの映像作品を受け入れ、まるで「ドキュメンター」の概念に挑戦するかのような、とても刺激的な映画祭でした。また、プログラムは多彩で市内の4つの会場を用い、朝10:00から始まり、23:00の上映で終わるという濃密なプログラム構成でしたが、どのプログラムもほぼ満員でした。私の回顧上映の一つも23:00スタートでしたが、会場はほぼ満席となってました。観客は、チェコ国内はもとより、スロヴァキア、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、オーストリア、ドイツ、スイス等々ヨーロッパ各国から集まっていた様です。また作家も欧州各国はもとより、カナダ、アメリカ、ボリビアから招待されており、実に国際色豊かでした。日本からは私以外にも、実験映画コンペ部門で短編がノミネートされていた川口肇先生(FYMD)も参加しました。
回顧上映は上映後に質疑応答があり、作品のコンセプトや日本の実験映画状況を説明しました。会場からの質問も多くあり、充実した時間を過ごせました。映画祭の審査員としては、長編ドキュメンタリーを別室で一日中見続け、最終日前日に他の審査員であるチェコの映画監督とオーストリアの映像キュレーターと共に作品選定の意見交換をし、ベスト1を決定しました。閉会式にはチェコ国営テレビの生中継もあり、ステージ上で受賞者を発表するプレゼンターも担う事になりましたが、これはさすがに緊張しました。
映画祭では多くの作家・アーティストと直接話をする事ができ、創作の秘密や新たなアイデア、作品の意外な感想を得る事ができる絶好の機会です。今回も非常に刺激的な体験でした。
[写真左より]
イフラヴァの町並み/上映会場/上映前。会場はいつも満員
上映後の質疑応答/作品のコンセプトを解説する川口先生/閉会式でトロフィーを渡す
フランスの作家、フレデリック・コソー氏。上映後作品交換をした。