阿佐ヶ谷美術専門学校

美術とデザインの三年制美術学校(東京都杉並)様々なカリキュラムで美術とデザインを学びます。デザイナー、クリエーター、イラストレーター、アーティスト、作家など様々な分野へのアプローチをサポートします。このサイトはRSS配信を行っております。

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Vol.16 乙津 智代子 表示

newspaper_no16_otsu.jpg いろいろな刺激を受けて、チャレンジしてみる。
それが一人ひとりのデザイナーのバックグラウンドになると思う。


乙津智代子
Chiyoko Otsu
パッケージデザイナー


【プロフィール】
1983年 東京都生まれ
2002年 東京都立東大和南高等学校卒業
2005年 阿佐谷美術専門学校スペースデザイン科(プロダクトデザイン専攻)卒業
同年、プラスチックのブロー成形技術を駆使して、パッケージやボトルの新しい形をマーケットに提案する企業「本多プラス株式会社」(本社:愛知県新城市)にデザイナーとして入社。
入社後、同社の東京クリエイティブオフィス勤務となる。
現在、チーフデザイナーとして化粧品などのパッケージやボトルデザイン、それらを入れ込むペーパーボックス(紙箱)のデザイン、さらには関連する商品パンフレットなどのグラフィックデザインまで幅広い業務に携わっている。


作品1 作品2

東京都港区南青山。青山通りから骨董通りに入り、程なくいったところで右折した閑静な一角に建つ建物の中に、本多プラスの東京クリエイティブオフィスはある。デザイナーの乙津智代子さんは、このオフィスで同社の得意とするプラスチックのブロー成形によってつくられる各種容器やパッケージのデザイン業務を担当している。

「会社としては化粧品、医療品、文具、工具など、様々な商品のプラスチック製パッケージを企画・開発・製造しています。樹脂の素材開発も行っており、受注品・規格品からオリジナル品にも対応しています。ブロー成形というのは、簡単に言うと空気の圧力を使って樹脂を膨らませる技術のことです。私は入社以来、主に化粧品やヘアケア製品のパッケージデザインを行っています。」

本多プラスはデザイン力を兼ね備えたメーカーとして業界内外に知られているが、実は乙津さんがデザイナー職として初めて入社した社員だった。それだけに「この4年間は試行錯誤の連続であり、その中で経験を積んできた」と話す。よりよいデザインを生み出すデザイナーとしての仕事に加えて、自社製品の有効活用や見積り作成、納品管理まで1つの仕事に総合的に携わることで、クライアント企業の要望により効率的に、そして的確に応えている。

「もともと、アサビに入った時点ではグラフィックデザインに興味がありました。しかし、1年生ときに合板で椅子をつくる授業があり、そこでモノづくりのおもしろさを知りました。また、どこからが"座る"という行為なのかといった、椅子の概念を考えることもとても興味深かったです。いまは女性がきれいになるための化粧品のパッケージをつくっていますが、様々な視点や角度から思考していくことなど、アサビで学んだことはとても役に立っています」

最後に、乙津さんに学生たちへのメッセージをお聞きした。「デザインを生み出すには、できるだけ広いバックグラウンドがあったほうがいい。ですから、学生のうちにいろんなことから刺激を受け、興味のあることには積極的に取り組むべきだと思います。それからデザインの仕事は納期が絶対厳守です。これは会社の信頼にも関わることですので、しっかりと理解しておきましょう。後は、いかにやる気を持続させるかだと思います」

2009.05.25







 

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