阿佐ヶ谷美術専門学校

美術とデザインの三年制美術学校(東京都杉並)様々なカリキュラムで美術とデザインを学びます。デザイナー、クリエーター、イラストレーター、アーティスト、作家など様々な分野へのアプローチをサポートします。このサイトはRSS配信を行っております。

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Vol.7 甲斐 光省 表示

甲斐さん顔写真
常識を知った上で、非常識に挑戦していく。
学生時代は興味の幅を限定せずに、広げることが大切です。


甲斐光省
Kosei Kai
画家

【プロフィール】
1961年 宮崎県生まれ
1980年 宮崎県立日南高等学校卒業
1983年 阿佐ヶ谷美術専門学校絵画科卒業。「朝の会」入会
1984年 阿佐ヶ谷美術専門学校研究生修了
1985年 朝の会選抜大阪展出品(-1991年まで)
1986年 四人展(-1991年まで)
1987年 サロン東京梅田にて個展
1988年 阿佐ヶ谷美術専門学校非常勤講師
1989年 東京梅田画廊にて個展
1991年 三草展(銀座)
1992年 二人展(吉祥寺)、個展(宮崎ボンベルタ橘)
1993年 朝の会20周年記念展(銀座セントラル美術館)、個展(東京梅田画廊)
1994年、個展(宮崎ボンベルタ橘)
1996年 個展(宮崎日日新聞社会館ギャラリー)
2002年 アートマスターズスクール油絵科講師。


【以下の写真をクリックすると大きな画像が見られます】

作品1 作品2 作品3
写真左より「浜辺にて」「畑の木」「かぼちゃ」

アサビの絵画科を卒業、研究生を修了後、一貫してオリジナルな絵画作品を発表し続けている画家の甲斐光省さん。もともと印象派、ロマン派などの巨匠たちの作品に刺激を受け、高校生の頃から油絵作品を描き始めた。「時の流れとともに作品のコンセプトや画風も、いろいろなものの影響を受けながら自然に変化した」と語る甲斐さんの現在のモチーフは、何気ない日常生活の中に潜む。その中で自身が感じ取ったものを、取り出して作品化しているという。

「学生の頃はある意味、古典的な作品を描いていましたので、著名画家の風景画や人物画に似たものを探していました。しかし、いまは毎日の生活の中でピンと来たもの、受け取ったものを基本にしています。道を歩いたり街並みを眺めていて、気になった部分や面白いと感じた部分をピックアップする。何度も引っかかる部分を集めて発展させ、1つの作品へと仕上げていきます。それは30代半ばの頃の個展で、とめどもなく自然に近い作品は描ききったことがきっかけになっています。それまでの自分は、絵画を足し算的に、積み重ねていくものとしてだけ捉えていたのです」

アサビに入学して一番驚いたのは、「当時、週に6日もクロッキーの授業があったこと。そのうえ1年生の頃は、絵の具にすら触わらせてもらえなかった」ことだという。しかし、そうした修練・鍛錬の時代が、「画家としての現在の自分のベースになっている」ともつけ加えてくれた。現在、甲斐さんはアサビの絵画科の講師はもちろん、姉妹校であるアートマスターズスクールの講師としても活躍し、幅広く後進の指導にもあたっている。

長年、油絵作品をメインに描いている甲斐さんではあるが、今後は日本画をはじめ様々な画法や画材を駆使した作品も描いていきたいという抱負を持つ。現在は、明治時代の日本画の創成期の画家たちが残したものに、強くひかれているという。そんな甲斐さんに、後輩へのメッセージをお聞きした。「常識を知った上で、非常識になってほしい。自由な感覚は大切ですが、まずはいろんなものを貪欲に吸収する。選択するのは、それからが良いのではないかと私は思います」

2007.08.06







 

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