【プロフィール】
1985年、宮崎県生まれ。
'04年3月、宮崎日本大学高等学校卒業。
'07年3月、阿佐ヶ谷美術専門学校視覚デザイン科卒業。
同年4月、株式会社アーツにグラフィックデザイナーとして入社。
'09年、「Makeachanceday」シンボルマークデザイン優秀賞受賞。
'10年、「BookinTypoaward」グランプリ受賞。
'11年、東日本大震災による品不足・買占め現象を受けて、独自にインフォグラフィック(ポスター)を制作。Twitterでの発信・呼びかけに多くの人が共鳴、ポスターは様々な場所に掲載された。
同年5月、JWDA(日本WEBデザイナーズ協会)とマルチメディアスクールWAVEによる企業や店舗、家庭で使える「節電促進」ポスターの公募展で審査員を務めた。
(写真左)品不足・買占め現象を止めるためのポスター。
(写真右)松本さんがデザインしたカタログやパンフレット。
東京港区赤坂8丁目。外苑東通りから少し奥まった閑静な場所に、株式会社アーツはあった。ここはグラフィックデザインを中心とした広告制作会社であり、松本隆応さんはグラフィックデザイナーとして様々な業務に携わっている。大手広告代理店から依頼されるルーティンワークのほかに、競合プレゼンで勝ち取った仕事もこなしているという。
「メインで担当しているのは、携帯電話会社の総合カタログです。ページ数が多いので、チームを組んで制作しています。イントロページやアプリのページなどは、デザインのイメージづくりからモデル撮影まで行っています。そのほかに、大手電機メーカーのパンフレットは企画・構成・デザイン、さらにムービー制作までトータルに担当しました」
松本さんは東日本大震災後に、まず節電を呼びかけるポスターを制作。その後、Twitter上で品不足・買占め現象を止めるための情報「買占めの皆様へ。」を見つけ、これを視覚的に分かりやすく伝えるポスターを制作し公開、再掲載・再配布フリーとして利用を呼びかけた。身近な食糧や物資で何が可能なのかを、シンプルなイラストで訴求したことで話題となり、賛同者がブログなどで紹介。駅や店舗など様々な場所に貼られ、テレビをはじめ多くのメディアにも取り上げられた。
「とにかく、みんなに落ち着こう、冷静になろうと訴えたかった。ネット上では多くのクリエーターが自分の考えを発信しており、デザイナーとしてできることは、情報を一瞬で効果的に伝わるようにすることだと考えて行動しました」と松本さん。アサビの授業で特に役立ったのは、グラフィックデザインとタイポグラフィだという。自分のいろいろな疑問や質問に答えてくださった先生方には、本当にお世話になったと話してくれた。
アサビの3年間は新聞奨学生として、毎朝午前3時前に起きて新聞配達を続けながら通学していたという松本さんに、後輩たちへのメッセージをお願いした。「学生時代で特に大切なのは、自分自身に言い訳しないことだと思います。どんなことに対しても真剣に向き合って、最後まであきらめずに粘り強く考え抜くこと。その上で自分のつくったものに満足せずに、学んだことを次へと活かしていくこと。そうした小さな成長の積み重ねが、将来の大きな可能性へと確実につながっていくと思います。」
2011年11月25日
通常の相談に加え、1月17日(火)〜2月15日(水)の5週に渡って、
火曜日と水曜日の午後を利用して科別で行ないます。
詳細については就職担当者へお問い合わせください。
教務学生課 島