
12月2日(火)~6日(土)の5日間、人形町ヴィジョンズにて、2025年度研究科 研究制作+ENSAD/ASABI国際交流プログラム展を開催しました。
会期初日にはギャラリーにて学生がそれぞれ自分の作品についてのプレゼンテーションを行い、教員3名による講評を実施しました。さらに制作期を使って2月に行われる卒業・修了製作展に向けてブラッシュアップを進めていきます。
阿佐ヶ谷美術専門学校の研究科は、さまざまな専攻分野の学生が一つのクラスに集い、それぞれの個性を生かしながら研究テーマに取り組む、ユニークなクリエイションの学びの場です。本展では、2025年度研究科生15名による研究制作と、20年間にわたり交換留学制度を結ぶフランス国立高等装飾美術学校(ENSAD)との共同プログラムとして制作された作品を展示しました。
研究科生の個々の研究制作では、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、キャラクターデザイン、ソーシャルデザイン、イラストレーション、マンガ、アニメーション、絵画、版画、立体など、多様な専攻分野から新たな可能性を追求してきました。独自の視点から生まれる唯一無二の美意識や世界観、その形成に向けた試行錯誤を展示にて味わうことができました。
研究科では今後も、各国の文化理解を深め、学生たちの多様な表現の可能性を育む場として、より一層クリエイティブで国際的な学びの機会を創出してまいります。
今回の日本・中国・香港・フランスおよびヨーロッパ各国の交流校による留学生が参加する日仏国際交流プログラムでは、「昆虫」を共通テーマに制作を進めています。
虫は各国の文化と深い関わりを持ち、歴史的にも多様な芸術表現のモチーフとして扱われてきました。本プログラムでは、日本文化を西洋の視点から見つめた作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の共有テキストから、プロジェクトのイメージを膨らませていきました。歴史的に見た昆虫の多様な造形における図像学資料の共有、学生たちが日常的に収集してSNSによる情報共有などを通じて、両国間の意見交換や制作プロセスや思考過程の共有をオンラインで行ってきました。
今回行なった展示は、そうした取り組みの成果を初めて発表する機会となりました。
今後は、このプロセスで得られた発見や気づきをさらに発展させ、2026年に予定されている日仏合同展へ向けて制作を続けていきます。
なお、本プロジェクトは笹川日仏財団の助成により実現しております、心より感謝申し上げます。
2026年度 研究科の入学選考については以下をご覧ください。 ※研究科の願書提出には事前面談が必要です。
| 選考種別 | 願書受付 | 選考日 | 合格通知 |
|---|---|---|---|
研究科[1年制]第1回・第2回・第3回実施 |
第1回 12/1(月)~1/23(金) 第2回 2/2(月)~2/27(金) 第3回 3/2(月)~3/12(木) 最終日の16:00必着まで |
第1回 1/25(日) 第2回 3/1(日) 第3回 3/14(土) 各回 9:10〜12:00 |
第1回 1/28(水) 第2回 3/4(水) 第3回 3/18(水) |
【訂正とお詫び】
募集要項7ページ、研究科の「選考日」の項目に「面接の手がかり作成10:00〜」と記載されていますが、面接の手がかり作成は行いません。 正しくは、<1.受付9:30〜9:45 2.面接 10:00〜(1人につき15分程度)>ご確認のうえ、お間違えのないようお願いいたします。