
毎年、学生たちが決定する絵画表現コース(FA)の展覧会のテーマは、2・3年次の必修授業「絵を知る」の中で話し合われています。
今年度のテーマ「いつかのいつか」は、
「自分が昔夢見た将来を叶えたい、それを目指して頑張りたい。いつかのあのときに夢見た“いつか”になるために表現をする」
という思いから選ばれました。
抽象性を持つこのテーマにふさわしく、具体的なイメージをあえて排除し、見る人の想像に委ねるヴィジュアルを学生たちが考案し、DMデザインを制作しました。
展覧会は8月26日から30日まで人形町ヴィジョンズで開催され、2・3年生合わせて過去最多の26名が出品しました。会期中には会場で教員による講評会も行われました。
出品された作品は多彩で、画材や表現方法に授業の枠にとらわれないそれぞれの試みが感じられ、次なる作品へとつながる可能性を垣間見ることができる展覧会となりました。