アサビのカリキュラムは年間を通して、前期（4月〜7月）、後期（9月〜12月）、制作期（1月〜2月）に分かれて授業をおこなっていきます。

その中で制作期は、1月の2週目から約1か月をかけて、前期、後期での学習の集大成として、各学年、コースが設定するテーマや課題に沿った制作をおこないます。
1年生は選択した専門基礎コースの課題で修了制作、2年生は各コースごとの課題の修了制作をおこない、コースによってはグループ制作の場合もあります。3年生は卒業制作に集中し、研究科とともに卒業・修了制作展に向けて、自分の作品を仕上げていきます。
制作期の授業はほとんどが課題制作の指導となり、専門課目、コース、科に関わる先生が、自分の制作の進行に合わせて、相談を受けたり、指導やアドバイスをおこなっていきます。
1年生、2年生にとっては進級のための大きな単位となり、また制作した自分の作品を教員をはじめ、同じ授業で学んだクラスメイトにも発表す場となります。

制作期は、学んだことの集大成として、自分の思いを込めた作品に集中できる、美術・デザイン学校ならではの貴重な期間です。